様々な素材に彫刻・加工を施すことができるレーザー彫刻機ですが、性能は日進月歩で進化を続けています。
そんなレーザー彫刻機ですが、海外のクラウドファンディングサイト「kick starter」等を中心に世界中のクラウドファンディングサイトにて合計10億円以上の資金調達に成功した製品が登場しました。
今回はそんな多額の資金を集めることに成功した「LaserPecker 2」についてご紹介致します。
LaserPeckerとは
LaserPeckerはレーザー彫刻機を開発する中国のスタートアップです。
家電製品の設計と開発を専門とするテクノロジーカンパニーで優秀なハードウェアのエンジニアやデザイナーが多く在籍しており、100以上の商品を世界中に販売しています。
10億円以上を集めた「LaserPecker 2」の前身となる「LaserPecker Pro」でも2019年にkick starterで2180人の支援者から8千万円弱の資金を調達しています。
そこから開発を続け、2020年12月にKickstarterで「LaserPecker 2」をローンチし、開始わずか2分で目標金額をクリア。その後も金額が伸び6億5千万円強の資金を調達しています。
また、2021年3月には日本のクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて目標だった1億円を軽く突破し最終的には1889人の支援者から2億800万円強の資金調達に成功しました。
その他にも台湾及び韓国では過去に実施されたクラウドファンディングの歴代資金調達額ランキングでトップ10入りを果たしています。
LaserPecker2とは
上記にも記載しましたが、Kickstarter(キックスターター)で「LaserPecker Pro」を発表し、2,180人のバッカーを得て見事成功したプロジェクトの第2弾です
製品の特徴はスマホで操作を行うことができる点です。
専用のアプリでスマホにイラストを描き、もしくは読み込ませ、刻印したい材料を用意すればあとは数クリックで刻印が可能です。
それだけで、木やガラス、革髪、プラスチック、アクリルはもちろん果物などにも彫刻することができるので、表現の幅が広がります。
LaserPecker2とLaserPecker Proの違い
proから2に変わったのは見た目だけではありません。彫刻の速度が大幅に改善され最高600mm/秒の速度で刻印することが可能になりました。
それだけでなく、1k、1.3k、2kの3つの彫刻解像度オプションにより彫刻の滑らかさの調整をすることができ、質感に変化をもたせることができます。
また、位置決めのためのプレビューは、3750mm/sの超高速が特徴で、彫刻した際のイメージを直感的に掴むことができるようになっております。
また、ローラーが搭載されており、筒状の物に対してもローラーが筒を回転させることで彫刻することができる仕様となっています。
彫刻エリアについて
彫刻エリアは100×2000mmになります。上記のローラーが移動しながら彫刻を行い最大で2メートルのサイズのものにも彫刻を行うことができます。
LaserPecker2の価格について
4つのタイプが用意されており、付属品の豊富さや形状によって価格が異なります。
一番安いモデルはベーシックと呼ばれるもので799.99$(約10万円強)です。
次にデラックスというモデルになり、このモデルから上記で紹介しましたローラーが搭載されたものになります。価格は1079$(約14万円強)です。
その他は上位のタイプがありますが、付属品による価格の違いとなり、それぞれ1147$、1349$となります。
まとめ
今回スマホで操作することができるレーザー彫刻機LaserPecker2をご紹介致しましたがいかがでしたでしょうか。
お手軽で便利な商品ですが、彫刻を行いたいものによっては出力やレーザーのタイプによりイメージ通りに彫刻ができないなんてケースも中にはございます。
当社ではお客様からのレーザー彫刻機に関するご質問について回答致しております。
何かレーザー彫刻機に関することがございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。