【DIY】レーザー彫刻機でオリジナルはんこを作成するやり方を解説!

レーザー彫刻機でオリジナルはんこを作成するやり方を解説します


レーザー彫刻機では、自身が考案したデザイン・文字などをたやすく実はんことして作成することが可能です。


角印・丸印をはじめ、唯一無二のはんこを作れるため需要は高まるばかり。


個人事業主がお客様に対して使用するのはもちろんのこと、趣味のDIYでも用途が広がり話題には事欠くことがありません。


しかし、実際に使ったことがなければ、実物の製品を操作していない場合は作成方法に頭を抱えてしまいますよね。


そこで本記事では、材料の選び方から作成するまでの手順を解説していきます。


また、注意点についても触れていくので、ぜひ最後までごらんください。


STEP1 素材の選定

まずは土台の選定ですが、レーザー彫刻用に作られている素材に限定しましょう。

レーザー彫刻専用に開発された素材では、トヨダ商事の商品が望ましいといえます。


加工時の臭いを抑えているため、作業環境を邪魔しません。

加えて、炎を発生させにくいため作業中の事故防止の観点からも評価できます。


なお、レーザー用N-10・I-26などがトヨダ商事の製品にラインナップされていて、わかりやすさも明瞭です。


ご参考

出典:トヨダ商事


厚みは2.3mm、2.8mmで、サイズはゆとりのあるA4です。


STEP2 加工するはんこ用データの作成

レーザー彫刻用のラバーシートを選定したら、次は加工するはんこ用データの作成に入りましょう。


データはデジタル、パソコンのAdobe Illustratorがスタンダードです。

なお、下画像で郵便番号・会社・電話などを打ち込んだイメージもご確認ください。


フォントは一般的に知られる、MS P明朝体です。

ゴシック体や行書体のほか、マイクロソフト例ですがフォントのバリエーションは多様にあります。


もし個性を出したいなら、無料でもフリーフォントはインターネット上の各所でダウンロードできるため困ることはありません。


STEP3 文字の反転処理


レーザー彫刻機では、文字や彫刻の反転処理をおこなわなければ逆さになるため注意が必要です。


なお、数あるレーザー彫刻機の中でも、自身で反転処理を伴わなくてもできる製品はあります。


ですが、文字を反転させたときのイメージはチェックしておきたいところです。

土台作成に必要な文字の反転は、上画像のようにIllustratorのリフレクトツールを使用します。


STEP4 彫刻箇所の反転


続いては、必須になる彫刻エリア自体の反転です。

彫刻箇所自体も、あらかじめ作成した部分を反転させなければ削り取られてしまいます。

では、正面ならびに断面からイメージ図の方も確認してみましょう。

ごらんのように、断面や黒塗り部分に注目するとイメージも浸透したことでしょう。


アプリ対応しているレーザー彫刻機なら、対応ソフトの使用が活かせます。

はんことなる文字イラストなどをスマホで撮影し、レーザー彫刻機側へ送信するという運びです。


ちなみに、文字反転および彫刻の反転において、いずれもワンタッチで可能にする彫刻機は業界をけん引するoh-lasarのHajimeCl1が、国内市場における筆頭格です。


STEP4 ラバーシートをカット

ラバーシートに彫刻した印面は、余程のことがない限り余った部分が残ります。

カットする際は、間違ってもレーザー彫刻機自体で切り取らないようにしましょう。


レーザー彫刻機は、ラバーに対してのカット機能に特化していません。

したがって、無理やり切断しようとすれば、ゴムを裁断する前に火気反応を起こし事故の元になります。


ラバーシートのカット自体は、カッターでも容易くできるので、やや刃に厚みのあるものを使い切り取りましょう。


定規とカッターだけで、難なくカットできますよ。



STEP5 印台への接着


ラバーシートへの印面が済み、希望するサイズへカットしたあとは、印台への接着に入ります。


使用する印台ですが、主に使われているのはウッド(MDFの台木)です。

例えば縦幅約40mm、横幅約70mm、高さは25mmの長方形サイズ、そのほか正方形のタイプまで1,000円を切る値段でお買い求めできます。


また、持ち手など、素材の準備がない場合はアクリルハンドルもネットで手軽に調達は可能です。


そして印台への接着ですが、必要な材料としてボンドを用意します。

手軽に両面テープで試してみる方もいらっしゃいますが、やはり接着力には雲泥の差があるためボンドの方が最適でしょう。


レーザー彫刻ではんこを作成する際の重要点


レーザー彫刻をする際は、ショルダーについても知っておく必要があります。

ショルダーは、印鑑・はんこを押した際に文字が潰れるのを防止してくれることを指します。

例えば、法人間で取引があり、プロフェッショナルクラスの品質を求められるなら機能実装したレーザー彫刻機以外の選択肢はありません。


しかし、リーズナブルなレーザー彫刻機で良い、または使うシーンが限られているなら問題がないといえます。

 

まとめ

今回はレーザー彫刻機でオリジナルはんこを作成する方法について解説致しました。

オリジナルのはんこをレーザー彫刻機でDIYするのは非常に手軽に行うこともできるのでお子様の夏休み・冬休みの宿題にもピッタリです。

 

もし実際に作ることになりましたら是非当記事を思い出して頂き、手順書のように使っていただけたら幸いです。

 

 

お気軽にお問い合わせください

記事の内容についてご不明な点が御座いましたら、お気軽に問い合わせください。
面倒なご入力が一切不要のLINE@問い合わせも大好評受付中です。

友達登録して問い合わせる

お問い合わせフォーム