「レーザー彫刻機を探しているけれど、どれにすればいいのか分からない」と悩んでいる方は意外にも多いです。
確かにAmazonなどで調べると、多くの機種が出てきて迷っていまいますよね。
そこでこの記事では、レーザー彫刻機の選び方やおすすめの機種を3つ紹介します。
レーザー彫刻機を使うときの注意点も紹介するため、初めて購入する方も参考にできます。
ぜひご一読ください。
レーザー彫刻機でできることは?
レーザー彫刻機は、好みのデザインを好きな物に彫刻できます。
レーザー光線から出る熱エネルギーを使い、彫刻していきます。
熱エネルギーのため、木材などに刻印すると、焦げた風合いを楽しめるでしょう。
木材以外にも、樹脂やアクリル、ガラス、木工、石などに使用ができます。
およそ0.1mmのレーザーで手彫りでは再現できない細かい柄までもきれいに彫ってくれます。
素材を削るため、半永久的にデザインが残ることも魅力です。
レーザーならではの色合いや風合いが好みの方は、レーザー彫刻機を使った刻印は向いています。
レーザー彫刻機選びのポイント
レーザー彫刻機選びのポイントは、以下の5つです。
- 彫る素材に向いているレーザーを選ぶ
- 加工したい範囲で選ぶ
- 自分が実現したい加工に合った出力数を選ぶ
- 初心者は操作性が簡単なレーザー彫刻を選ぶ
- 自分の持っているデバイスに合ったレーザー彫刻を選ぶ
レーザー彫刻機の購入を検討している方は、以下の選び方を参考にしてみてください。
彫る素材に向いているレーザーを選ぶ
彫る素材に向いているレーザーを選択するようにしましょう。
レーザー彫刻機に搭載されているレーザーは、主に以下の2つです。
- CO2レーザー
- ファイバーレーザー
CO2レーザーとは、二酸化炭素を使って光を増幅させる方法です。
対象物の表面を熱エネルギーで変形または乖離させて彫刻します。
多くのレーザー彫刻機で使われており、金属以外の素材であれば彫刻が可能です。
対してファイバーレーザーは、光の増幅媒体に光ファイバーが用いられています。
CO2レーザーよりも高出力で、レーザーの品質にも優れており、金属類などにも刻印が可能です。
加工したい範囲で選ぶ
加工したい範囲も把握した上で選ぶようにしましょう。
レーザー彫刻機の照射範囲は、30mm×30mmや80mm×80mmなど機械によってさまざまです。
自分の描きたいサイズよりも範囲が小さい場合、彫刻されるデザインも自ずと小さくなります。
そのため、自分の加工範囲と合ったものを選ぶようにしてください。
最近ではアタッチメントを取り付ければ、円柱状のものにも刻印できるレーザー彫刻機が販売されています。
機械によって、加工範囲や加工できるものも変わるため、特徴を掴んだ上で選択しましょう。
自分が実現したい加工に合った出力数を選ぶ
レーザー彫刻機は、機械によって出力数が異なるため注意しましょう。
一般的には、1,500〜3,000mWが主流です。
中には、5,000mWや10,000mWを超える高性能なものまで販売されています。
木材やプラスチック、レザーなどへの加工は、1,500mWあれば十分に対応できます。
出力数が低い分、機械の代金も抑えられるため、初心者におすすめです。
対して3,000mW以上の出力のあるレーザー彫刻機は、ステンレスやアルミニウムなど金属素材にも刻印できます。
硬い素材に彫刻することが多い場合は、できるだけ出力数の大きいものを選びましょう。
初心者は直感的に操作できるレーザー彫刻を選ぶ
初めてレーザー彫刻機を購入する場合は、直感的に操作できる機械を選んでください。
なぜなら、機能を重視して操作性を気にせずレーザー彫刻機を購入してしまうと、使いこなせない可能性があるためです。
簡単に始められるように、初心者にはスマートフォンとの相性がいいレーザー彫刻機を選ぶのがおすすめ。
Bluetoothで繋げてデータを転送できるものも販売されているため、操作性のチェックは怠らないようにしましょう。
自分の持っているデバイスに合ったレーザー彫刻を選ぶ
自分の持っているデバイスに合ったレーザー彫刻機を選びましょう。
レーザー彫刻機の中には、WindowsやMac、Androidなど対応しているOSが限られていることもあります。
調べずに購入してしまうと、接続できずに購入し直しになることも。
自分の持っているデバイスで接続できるか必ずチェックしてください。
またレーザー彫刻機の操作には、専用アプリが必要になることが多いです。
おすすめの人気機種3選
ここからは、レーザー彫刻機のおすすめ人気機種を3つ紹介します。
1. LaserPeckerレーザー彫刻機
2. Florata 彫刻機 小型 レーザー
3. HTPOW 3,000mwレーザー彫刻機
レーザー彫刻機の購入を検討しているけれど、どれを選べばいいのか分からない方は、以下を参考に検討してみてください。
それぞれ機種の特徴などを解説します。
1.LaserPecker レーザー彫刻機
引用:Amazon「LaserPecker レーザー彫刻機」
持ち運びに特化したレーザー彫刻機が「LaserPecker レーザー彫刻機」です。
本体の重さは190gで、スマートフォンと同様の重量しかありません。
出先でもレーザー彫刻機を使う予定がある方におすすめです。
さらに、プレビュー効果も搭載
加工する前に、どの部分に刻印されるか確認でき、刻印のズレを防げます。
高機能で持ち運びに特化した機種を探している方は、ぜひ検討してみてください。
メーカー | LaserPecker |
価格 | 38,999円 |
加工範囲 | |
レーザー出力 | |
加工ができる素材 | 印鑑/布/木材/ダンボール/果物/プラスチックなど |
2.Florata 彫刻機 小型 レーザー
引用:Amazon「Florata 彫刻機 小型 レーザー」
3,000mWの出力で、比較的安価な機種が「Florata 彫刻機 小型 レーザー」です。
底の部分が空いている設計のため、彫刻する対象物の大きさに制限がありません。
大きいものにワンポイント彫刻したい場合にも、十分活躍します。
さらに保護シートも搭載されているため、自宅で彫刻する際にも安心です。
メーカー
|
Florata |
価格
|
17,988円
|
加工範囲
|
8cm×8cm |
レーザー出力
|
3,000mW |
加工ができる素材
|
木材/布地/プラスチックなど |
3.HTPOW 3,000mwレーザー彫刻機
引用:Amazon「HTPOW 3,000mwレーザー彫刻機」
メッキされた金属も加工できる「HTPOW 3,000mwレーザー彫刻機」です。
組み立てる必要がありますが、購入ページに作り方を解説した動画が用意されているため、分からないところは見ながら作業ができます。
メッキされた金属など硬いものはもちろん、果物やゴム、レザーなどにも彫刻できます。
さまざまなものに彫刻したい方に向いているレーザー彫刻機です。
メーカー
|
HTPOW |
価格
|
36,999円 |
加工範囲
|
200mm×200mm |
レーザー出力
|
3,000mw |
加工ができる素材
|
木材/プラスチック/ガラス/レザー/メッキされた金属など |
使う上での注意点
レーザー彫刻機を使う上での注意点は、以下の3つです。
- 塩化ビニールの加工はNG
- 保護メガネを着用する
- 換気をして消火器を手元に置く
それぞれ守らない場合、思わぬ事故に発展する可能性もあります。
1つずつクリアした上で、レーザー彫刻機を使用しましょう。
塩化ビニールの加工はNG
塩化ビニールを加工するのはやめましょう。
加工してしまうと、人に有害なガスを発生させてしまいます。
さらに、塩素によってレーザー彫刻機の部品も腐食するため、故障する原因になります。
加工したいものが塩化ビニールであるかは、対象物の記載を確認しましょう。
見分けがつかない場合は、少し燃やして異臭や黄色い煙が出ないかチェックしてください。
主に塩化ビニールが使われているのは、文具や家具、カーシート、ケーブル、合成皮革などです。
誤って塩化ビニールを加工した場合は、機械を停止し換気をした後に、アルコールを含ませた布で機械を拭いてください。
保護メガネを着用する
加工をするときには、保護メガネを活用してください。
レーザー彫刻機は、強い光が出てきます。
直視してしまうと、目にダメージを与えてしまいます。
また加工素材や対象物に反射したレーザーで、目を痛めてしまう可能性もあるのです。
必ずメガネをした上で加工して、不安な方は保護カバーが付いたレーザー彫刻機を購入しましょう。
換気をして消火器を手元に置く
換気をして、消火器を手元に置いておきましょう。
レーザー彫刻機は、熱エネルギーで対象物を削っているため、煙が出てきます。
必ず換気をして、空気の通り道を作っておいてください。
また火災が発生する可能性もあります。
現在では小型の消火器も販売されているため、レーザー彫刻機の近くに置いて、火災が起きたときに備えておいてください。
まとめ
レーザー彫刻機でできることは、基本的には彫刻です。
熱エネルギーで削っているため、レーザー彫刻オリジナルの風合いが楽しめます。
どのレーザー彫刻機を購入しようか迷っている方は、レーザーの種類や加工したい範囲、出力数などで選んでみましょう。
もしもレーザー彫刻機選びに迷ってしまった場合は、おすすめの人気機種も参考にしてみてください。
また、レーザー彫刻機を操作するときは、塩化ビニールは加工しないように注意しましょう。
保護メガネを着用して、換気を必ず実施して、安全に配慮することが大切です。
自分に合ったレーザー彫刻機を見つけて、DIYを楽しみましょう。